1年で100万円負けて「私はFXで勝てない」と悟った

トレード

FXをちゃんと始めて1年ほど経ちました。いろいろ勉強しながら試行錯誤してきましたが、知識を得れば得るほど全く勝てず、いよいよ心が折れそうになりました。でも勝てないからやめようと思い至ったわけではありません。勝ちの方向に向かうため、ここはひとまず落ち着いてじっくり対策を練りたいと思います。

私はFXで勝てない

このままでは、私はFXで勝てずに資金をすべて失う-。

ついに、というか、ようやく私はそのことに気付きました。FXについては、過去に株で負けた分を取り戻すことに成功していますが、それは知識がない中でたまたまビギナーズラック的に勝てただけでした。

2019年1月3日のフラッシュクラッシュ、いわゆるアップルショックですが、この時に大切な資金60万円を溶かしています。一旦は退場しましたが、どうしても納得できず4月から数万円という少額で1000通貨単位で再び始めました。書籍やウェブサイトなどで勉強しながら、ちまちま取引していました。

8月に余剰資金100万円を投入。これは当時スワップポイントが魅力だったため、証拠金維持率1000%以上の長期運用でトルコリラを保持するために預け入れました。

しかし私という人間は本当に弱いもので、この100万円を日々のトレードで使い始めました。最初は数万円の増減の範囲でしたが、次第に負けがかさみ、とうとう2020年の3月に3分の1の資金を減らしてしまいました。

スワップポイントでちまちま増やそうと考えていた長期ガチホ用の資金100万円を、当初の目的を忘れて日々のスキャルやデイトレで67万円にしてしまったのです。本当に我ながら大馬鹿野郎です…。

アップルショックで溶かした60万円と合わせると、1年で100万円の損失です。これは由々しき事態です。

ようやく、「私はFXで勝てない」と思い知ったのです。

書籍やネットでいくら基礎知識を勉強しても、トレードで勝てるようにはなりませんでした。考えてみれば当たり前かも知れませんが、これを身をもって知るのに1年かかりました。

今は「このままではFXで勝てない」ことに確信が持てただけでも大きな進歩だと前向きに捉え、決して諦めず、そして勝つための対策をじっくり考えようと思います。

お決まりの負けパターン

まず、なぜ負けるのか分析しなければなりません。ですが私は必ず決まったパターンで負けるということが自分でも分かっています。おそらく上級者の方から見ると、初心者にありがちな典型的な負けパターンなのだと思います。

これを克服すれば間違いなく勝てます。それは分かっているのです。なのになぜ出来ないのか、その理由をじっくり考え、対策を講じなければなりません。

私の負けパターンとは、いわゆる「コツコツドカン」なのですが、履歴を見ると勝率9割くらいです。つまり、

コツコツコツコツコツコツコツコツコツ、そしてドッカーーーーーン

なのです…。

リスクリワードレシオという言葉も知っています。勉強しました。ですが、このドッカーンをなくせば勝てるはずだと信じ、そしてできるはずだと信じていました。ドッカーンをなくすのは「損切りできない心に打ち勝つメンタル」だと思っていました。ですがこのパターンはいくら気をつけていても繰り返してしまうのです。

つまり、損切りできない心に打ち勝って、思い切って損切りしよう!と意気込んでもだめだということです。

コツコツと少額の利益を積み上げ、1週間で数万円の利益を得ても、翌週にたった一度の損失でそれ以上の、しかもトータルで大幅な損失を出してしまうのです。これを繰り返し、結局は資金の3分の1を失う羽目になったのです。

結局私は、完全にトータルで負けるトレードをしているのです。

勝てない理由その1「手法」

負けのパターンを生み出す要因として、手法の問題があります。相場の基礎知識は書籍やサイトで多少は身につけたつもりですが、だからといって手法が確立するわけではありません。

私のトレードスタイルはスキャルピングがメインです。長くてもデイトレまで。できれば翌日までポジションを持ち越したくないです。これはフラクラの経験がトラウマとなって、ポジションを保持していると不安でたまらないからです。ポジションを保持したままでは日常生活にも影響してきますので、仕事中など見れない時間はできるだけ持ちたくないのです。

また当たり前ですが、たとえクラッシュが起きても最悪の事態だけは免れるようにストップを入れておくことだけはしっかり身につきました。

チャートを見る時は相場の状況把握とネックラインの確認を行い、自分なりの根拠をもとにシナリオを作ります。問題はそのシナリオの良し悪しよりも、根拠が曖昧になったり根拠のないエントリーを行うようになることです。これは秒のスキャルを短時間で何十回も行っていることで、次第にシナリオ作りを怠っていくのです。

シナリオ作りを怠ると、なぜそこで損切りしなければならないのか分からなくなり、判断に迷いが生じます。そうなると、マイナスに動いた時の損切りの判断が遅れ、遅れれば遅れるほど切れなくなり、時間足を広げて新たな根拠を探すという愚行にでます。これが敗因です。

上記のことが分かっているのになぜ回避できないのか。その場の判断で回避できないならその状況にならなければ良いわけです。以下のような状況に陥らない方法を探るしかありません。

  • シナリオをつくるほどの根拠がない
  • 「損切りの根拠が曖昧→判断が遅れる→希望的観測や祈りが生じる→損失が拡大」という最悪パターン
  • チキン利確の連発

このような状況を作らないためには、私の場合「秒の雰囲気スキャル」をやめるのしかないです。

秒の雰囲気スキャルは、根拠探しとシナリオ作成を怠り、チャートの上下の動きを見ながら雰囲気でエントリーする手法です。利確は早いですが損切りができません。まずは、これを止めることです。書きながらこんなダメトレードをよくやっていたなと思いますが、これに陥ってしまうのは手法ではなくメンタルの問題なのかもしれません。

私に大事なのは、根拠を明確にしてシナリオ作成は絶対に怠らないことです。シナリオが正しいか間違っているかはこの際どうでも良いです。それ以前の話として、自分のルールに従うことです。これを徹底すればトレードのスパンが長くなり、結果として「秒の雰囲気スキャル」はできないはずです。

次に、根拠を探す引き出しを多く持つことです。これについては勉強しながら様々なチャートパターンを経験するしかありません。経験を繰り返しすことで身につくことは同時に痛みを伴います。ここはロットを下げるしかありません。

勝てない理由その2「メンタル」

トレーダーの誰もがメンタルの問題と戦っていますよね。私の場合、「秒の雰囲気スキャル」から脱するメンタルを構築する必要があります。

秒の雰囲気スキャルをなぜやってしまうのか。麻薬やタバコのように、ついやってしまうのですが、その魅力を探る必要がありそうです。私はが考える魅力は以下の通りです。

  • 勝率が9割を誇る。運がいいと数日間負けなし
  • チャートを見ながら瞬時に乗っかるのでストレスがない
  • シナリオ、根拠などをいちいち考えなくて良い

つまり、面倒くさい作業なしでコツコツ勝てるということでしょう。ただしデメリットとしては前述した通り、「損切りできずに損失が増大すること」ということになります。

「負けたくない」を優先したトレードを行う結果として大事故を起こします。勝率は9割を誇っても、事故の損失はコツコツ稼いだ利益の比ではありません。そしてこの事故は間違いなく起きるのです。

コツコツ稼いでいき、複利の効果で利益が等比級数的に増加していくというのは嘘ではありませんが、幻想を安易に追い求めるあまり思わぬしっぺ返しを食らうのが現実です。勝ちのことばかり考えないで、負けた場合のことを常に考えながらエントリーすることが私には必要なのです。

私の悪いところ、それは勝つことを前提に考えていることです。負けることを考えず、大儲けしてアーリーリタイアすることを考えていることです。そして、多少負けが重なっても「いつか逆転する」「大儲けできる」と信じて疑わないことです。

今日からは、その考えは改めたいと思います。大儲けする夢はありますが、直線的にそうなることはありません。そこに向かうための手法とメンタルを苦労して手に入れるしかありません。

目的に直線的だ、正しいことだと思っている常識は、実は相場を前にすると無力なのかもしれません。それどころか有害なものなのかもしれません。ここはひとつ自分の常識を疑い、不本意でも決めたルールに従う、全体の規律を守るため心を捨てて臨べきかもしれません。

泣いて馬謖を斬る、といったところでしょうか。

それから、実は中途半端な知識を得れば得るほど勝てなくなるのではないかと思っています。何も知らずにトレードした方がメンタルが形成されていない分勝てる気がするのです。本格的に勉強する前の方が勝てたのはなぜか。メンタルの問題はここに何かしらヒントがある気もします。

勝つためにまずやるべきこと

以上より、失った100万円を取り戻すためにまず心に刻みたいことを以下に書き出しました。ただしこれがスタートライン。これが出来てようやくトレードスキルの習得が始められるということだと考えています。

まずは、自分が納得のいく勝ち方、負け方をしたい。そのための「ルールを守るトレーニング」。まずはここから。道のりは遠いです。

  • 相場においては自分の考えを信用しないこと
  • 毎回必ず根拠を明確にし、それに基づくシナリオを作ること
  • 根拠を導くための引き出しを増やすこと
  • 絶対に秒の雰囲気スキャルはやらないこと
  • ロットはなるべく抑えること

それではまた。

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