【超相場入門】株、FX、仮想通貨の戦場を生き抜くために

トレード

超初心者が相場という戦場に向かうために最低限知らなければならないテクニカル分析の基本をまとめてみました。

相場は戦場の最前線のように攻防戦が繰り広げられています。その戦場に丸腰で突っ込んだところであっという間に死んでしまうでしょう。気休めかも知れませんが、竹槍と胸当てくらいは装備していきたいところです。

この記事は、出陣することになってしまった人に竹槍を装備させることを目標にしました。ただし、戦場は激しい銃撃戦で竹槍など役に立たないかも知れません。運が悪ければ、戦場が吹き飛ぶような空からの爆撃があるかも知れません。結局は各自が戦局を理解し臨機応変に対応しなければなりません。

ここでいう「相場」とは株、FX、仮想通貨のどれか特定のものに限りません。トレード市場が成り立てば、どの相場においてもテクニカル分析は通用します。

相場は戦場

前置きでも書きましたが、相場は戦場に例えてみると面白いです。

みなさんは相場を見る際にローソク足チャートを 使っていると思いますが、これは戦場の状況を刻々と伝えるものです。上下にせわしく動くローソク足はロング勢とショート勢の攻防の様子です。ロング勢の陣地はチャートの下の方(安値)で、ショート勢は逆に上の方(高値)が陣地です。お互いの領土を守り、拡大していくための攻防です。

ロング勢はロング(買い)ポジションを持っていますので上に攻める、つまり値を上げることに必死です。ショート勢はその逆ですね。

値があまり動かず、一定の幅で行ったり来た入りしている場合、ロングとショートそれぞれの力が拮抗しているということになります。これをレンジ相場といいます。

どちらかの勢力が強くなると、戦場に変化が起こります。仮にロング勢に加勢があり、力が増したとしましょう。今まで同じ場所で拮抗していたところに、ロング勢の大軍がどんどん押し寄せ、ショート勢は上へ上へと押されます。ローソク足がどんどん上に伸びていく形になり、上昇トレンドを形成します。

上昇トレンドからレンジへ移行している様子

上昇トレンドが形成されると価格が上がっていきます。すると形成が不利になったショート勢では以下のいずれかの行動をとります。

  • 抵抗する
  • 諦める
  • 寝返る
  • 祈る

抵抗するつまりショート(売り)を追加で注文し価格を下げることになりますが、個人の注文で相場が動くことはありません。いわるゆナンピンを行い、いずれ下がることを前提に損失の軽減または利益の増加を狙います。ただし、思惑が外れてどんどん値が上がった場合は大きな痛手を被ることになるでしょう。

諦める、つまり損切りです。白旗を上げて降参します。ただ、これは負けを意味するものではありません。体が元気であればまた戦場に参入することは可能です。損切りは早ければ早いほうが痛手は少ないですが、素早い損切りを繰り返すと結局「損切り貧乏」になってしまいます。また一旦損失が大きくなってしまうと「損切りできないメンタル」が邪魔をします。適切な損切りはとても難しく、かつトレードにおいて重要なファクターになります。

寝返るとは、ショートポジションを損切りしロング勢につくことです。これも相場の状況をみて適切に行います。他人が寝返りそうな場所、つまりネックラインを読み多勢側につくのです。一人で寝返っても無意味です。多勢が行う行動が力となり戦場を動かすのです。

祈る。これが一番辛いことです。何もせず、ただ戦況が良くなることをただ祈るだけです。祈るにしても損切りポイントを設定しておくべきでしょう。この場合もチャート分析をきちんと行い、「バリケード(抵抗帯)が突破されないように祈り続け、もし突破されたら負けを認めよう」というシナリオを作っておくことは重要でしょう。

優勢側につこう

相場という戦場においては優勢側につくことが重要で、いつまでも自国にこだわる必要はありません。参戦のたびにどちらの勢力につくかは自由です。

相場ではトレンドフォロー、つまり発生しているトレンドに自分もついていくことで利益を得る人が多いです。ですので基本的にはトレンドの波に乗ることが大切です。戦場には大軍を率いる指揮官がいます。いわゆる機関投資家ですね。彼らには逆らわず、ついていくことが重要です。まぁそれが難しいのですが。

今がどういう状況なのかを読み解き、参戦者は次にどのような行動を起こすだろうかという分析をしてそれに従うのです。先ほども書きましたが、多勢が同じ行動を起こすことで大きな力となり戦況に変化をもたらすのです。

例えば、次のようなシナリオを想定します。

「あのレジスタンスラインでは何度も敵(ロング)の攻撃を跳ね返しているが、跳ね返すたびに勢力が増している。一旦破られたら、兵士たちは一気になだれ込むだろう」というシナリオは戦場の兵士たちは誰しも感じることです。

これを想定すると、レジスタンスラインが破られた場合を想定し、破られる場所で寝返ろうとロング注文を置いておきます。そして実際に破られた場合、溜まっていたロング注文が一気に約定し破竹の勢いで伸びていきます。

実際の相場では「レジスタンスライン直前には逆張りショート、抵抗が成功すればその後下がったところで利確。もし抵抗が破られたらその直後に損切りし、更にロング」という定石が生まれるのです。

要は「戦場に参戦している人たちの心理を読み、それに倣う」ということが重要なのです。

身の安全を最優先に

「適切な損切りはとても難しく、かつトレードにおいて重要なファクター」と書きましたが、プロのトレーダーでもこの損切りに難儀しているようです。頭では簡単そうに思えるのですが、実際の相場で損失が出るのを目の当たりにすると、心理的に損切りできなくなるのです。損失額が大きければ大きいほど難しくなると私は思っています。

トレードで大事なのは、「資金管理」「手法」「メンタル」の3つだと良く言われますが、とくにメンタルのコントロールが最も重要かつ最も難しく、戦場における勝敗の鍵と言っても過言ではない気がします。

適切な損切りができれば、ぐずぐずしている間にクラッシュ攻撃をくらって焼かれるなんてことも起こりにくくなります。身の安全を最優先にするために、損切りの技術は身につけるべきでしょう。私もなかなかできないので、自分のメンタルを客観的にみる癖をつけようと考えています。

焦らず作戦を練ろう

理想的なのは、エントリーポイントと同時に損切りポイントと利確ポイントを決めること。まずチャートを分析して戦況を確認し、自分なりのネックラインを見つけること。そしてローソク足の動きで参戦者がどう思うか考え、エントリーとイグジット(損切り、利確)を決める、という流れです。

実際のチャートを見てもそう簡単にシナリオが作れたりしません。焦って参加するよりは常日頃からチャートを眺める癖をつけ、自分のシナリオが描けたらエントリーするという流れが良いかも知れません。

そして肝心なのは、エントリー時に決めたイグジットルールは必ず守るということです。エントリーと同時に損切りを設定したものの、いざ損失が膨らむと、人は損切りをキャンセルしてしまうのです。ここにメンタルの弱さ、そしてトータルで負けてしまう原因があります。一度の負けは負けではありません。トータル額で勝つゲームなのです。希望的観測でルールを無視していては、そのルールが正しいのか間違っていたのか検証もできません。

10回参戦して6回負けるかも知れません。それでもトータル金額で勝てばいいのです。自戒も込めて言いますが、とにかく焦らずにじっくり作戦を練ることです。そしてエントリーの根拠を明確にし、一度の勝ち負けは気にしないことです。

そして常に検証を行い、次に生かすことで勝ちの確度を上げていくという地道な作業を繰り返すのです。

自信がないなら深追いは禁物

エントリーの根拠とルールを決め、それを守ることで検証が可能になります。検証した結果を実践し、また検証します。これを機械的に繰り返すことができれば理想的なのでしょうが、私たちは機械ではなく人間ですので、どうしても心理的な作用がトレードに影響します。

最初に決めたはずのイグジットを実行できず、タイミングを見失ってしまい、あとはただ祈るだけという状況になったことは往々にして起こり得ます。こうなってしまったらもう一度じっくりチャートを見直し、それでも判断がつかなければ早めの損切りをすることが得策かも知れません。深追いは禁物なのです。

いかに利益を得るか、よりもいかに損を出さないかに重点をおきましょう。

今回は自戒の念をこめて書きました。それではまた。

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